2013.8. 9 イネドロオイムシ

強烈な朝日が差し込む中、久しぶりに田んぼに足を運んでみた。稲は大きく成長し、田んぼは水辺から草地の環境に移行していた。稲の葉先に黒い塊がすぐに目に入ったが、稲しかない単調な風景は、異物が目に付きやすく、すなわち昆虫が探しやすい環境ともいえる。一見、泥の塊にしか見えないそれは、いわゆる「イネドロオイムシ」で、イネクビボソハムシの幼虫である。カメラを向けることにしたが、糞としずくをまとった姿は、昆虫である実態が外見上わかりにくい。よく見ると、少しずつ動いているようで真横からの角度になったとき、ハムシの幼虫らしい形態をやっと覗かせた。



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