2013.9. 9 ヤマトイシノミ

ハネビロトンボにずいぶん時間を費やしたが、ようやく公園内の散策をはじめた。薄くらい遊歩道を歩いていて、アカマツの巨木の横を通過したとき、一瞬、幹をすばやく歩く何かが目に入った。盛り上がった樹皮の隙間を覗き込むとそこにいたのはイシノミであった。神奈川や千葉でヒトツモンイシノミを見て以来で、群馬で見つけたそれはもしやヤマトイシノミではと疑った。過去にも県内の朽木などで数回目撃しているが、鱗片が不完全で模様がはっきりせず確信が持てずにいたままだったが、今回は模様が鮮明で、明らかにヒトツモンとは違う特徴を示していた。しかもその大木からは次々と見つかり、ヤマトイシノミに見られる模様の変異も見られた。3年前企画展「昆虫たちが生きた4億年」では、イシノミを生体展示したくて、わざわざ神奈川県まで採集に行ったが、なんとこんな近くにこれほどたくさん生息していたとは・・・。



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