2014.1.27 越冬するマユ③ シンジュサン

ヤママユガ科は卵越冬派のヤママユガ、ウスタビガ、クスサン。そしてマユの中で蛹越冬するのがオオミズアオとエゾヨツメ、そしてシンジュサンだ。ただ、オオミズアオとエゾヨツメは落ち葉の中での越冬なのに対し、冬の樹上では前者の空マユが目立つ中、シンジュサンだけが、蛹が入ったマユということになる。といってもハエなどの寄生を受けて、生きた蛹が入ったマユは半分もない。クサギに付いたシンジュサンのマユを見つけ、手の平に乗せてすぐに生きた蛹が入っているとわかった。大きなマユでメスということもあり、重量感が感じられるからだ。しかし、それでも100パーセントとはいえない、中身がすり替わってコンボウアメバチの前幼虫ということもありえるからだ。



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