2014.3.12 セスジユスリカ

昆虫の森の温室は昨年から無加温であるが、真冬でも天気がよい日であれば20度くらいに達する。オキナワウラジロガシがやわらかそうな若葉を付けており、この時期のナナフシの餌には重宝するのだが、枝を切っていて葉に点々と付くユスリカの存在に気づいた。よく見てみれば背中の特徴からセスジユスリカであった。実は昨年の水生昆虫の企画展では、双翅目の代表種としてセスジユスリカの一生を取り上げたのだが、採集したアカムシが羽化した姿は期待していたものではなく、身近なアカムシは必ずしもセスジユスリカではないことを知った。普通種でありながらも、このセスジユスリカの成虫写真をそろえられずにいたのだが、思いがけず目の前に現れて撮影する機会を得ることができた。



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