2014.5.17 ガザミグモに捉えられたコジャノメ

企画展に向けたイモムシ・ケムシたちのリストで、身近でありながら幼虫形態を見たことがないチョウとしてコジャノメがいた。1化目が出始めたこの時期、成虫を採集して採卵させることでそれを果たそうと考えた。早々と樹液を出し始めた通称「御神木」のクヌギの周りに行くと、チラチラとコジャノメが舞っていた。採集していると幹で違和感のあるポーズで動かないコジャノメがいた。よく見て見ればガザミグモにがっちりと喰われているところだった。巣を作らずに、自身の体よりも大きな獲物を狩ることができる徘徊性のクモは、なかなかのハンターである。



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