2014.5.22 クロミツボシアツバの幼虫

企画展「イモムシ・ケムシ展」を進める中、チョウ目幼虫の食性のバリエーションでパネルをひとつ組むことになった。樹皮によくいる幼虫たちは、地衣類か蘚苔類を食べる種類が多いのだが、地衣類と蘚苔類を分けて考えると蘚苔類のみを食べる種類を具体的に掲載したいと考えた。「そういえば・・・」と頭をよぎったのは2週間ほど前に種名は定かでないが、園内でコンクリートの苔につく毛虫がいたことを思い出し現場に向かってみた。しかし、時すでに遅くその姿はまったくなく「撮影しておけばよかった」と後悔した。気を取り直して、園内のサクラの樹皮に付く苔をくまなく見ながら該当する種類がいないものかと探し始めた時だった。苔にまぎれて浮かび上がったその姿に感動した。イモムシハンドブックで調べて見ると、おそらくクロミツボシアツバであろうという情報もわかり、食性パネルの一コマではあるが、埋めることができた。



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