2014.6.27 クヌギカレハの幼虫

毎朝、採卵できそうなガがいないか、ライトトラップを見ることが日課となっている。企画展の会期を見据えて、展示できそうなイモムシ・ケムシは場合によっては卵から育てようと考えている。そんなライトトラップの横に大きなニセアカシアがあるのだが、毎年、今頃から盛夏にかけて大きなクヌギカレハの幼虫が現れるのだ。そして、今年も例にもれず、幹に張り付く幼虫が見つかった。おそらくカトカラ幼虫のように、大型化してくると、昼間は幹に降りてくる習性なのかもしれない。いつもであれば、「今年もいたか」で終わるところだが、今年は生態展示物のイモムシ・ケムシに苦労しそうなところで、願ってもない登場であった。クヌギカレハは幼虫期間が長く、晩夏にかけてゆっくりと成長するというから、まさに展示向けのケムシである。この迫力ある大型ケムシに対してお客さんの反応が楽しみだ。



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