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ずいぶん小ぶりのオオカマキリを見つけた。よく見てみればそこには事情があることがわかった。生きるための道具ともいえる前脚の鎌が1本というか、片方はやっと再生した小さなものだった。おそらく中齢期あたりでなんらかの事故で失ったのであろう。厳しい自然界でその境遇を生き抜くということは想像以上の厳しさであったろう。小ぶりながら成虫となり、しかもおなかはややふっくらとして卵を蓄えている様子だった。なにかこのカマキリには「生きる」ということの執着の強さが個性としてあったのではないかと感じてしまった。