2014.11.24 ヒメカギバアオシャクの幼虫

木々がだいぶ色づいて落葉も進んでいる雑木林だが、青々とした葉が目立つクヌギがあった。いつかの台風で幹が折れて、胸の丈ほどで切り詰められた先端から萌芽した枝葉であった。展示しているナナフシの餌にちょうどよく、3本ずつくらいを切り取っては使っていたが、展示ケースのメンテ中、ナナフシの糞に混じってイモムシの糞があることに気づいた。よく見てみれば、4匹ものヒメカギバアオシャクの幼虫が付いていた。それに気づいてから、そのクヌギに再び見に行けば残りの枝にも4匹ほどが付いていた。この先幼虫越冬に入るのだが、冬に見る幼虫はややくすんだ目立たない色をしているが、この時期だからなのか、それとも枝が緑色のせいか、鮮やかで美しい体色の個体ばかりだった。



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