2014.12. 7 コシロオビアオシャクの越冬幼虫

コシロオビアオシャクは年一化性で6月に成虫が発生する。幼虫形態や越冬の様子が気になり、ライトトラップに来たメスから採卵してこつこつと育ててきた。7月に孵化した微小な幼虫は、硬い葉を綴って巣の内部なめるように食べていたが、その成長速度は極めて遅く秋になってやっと6ミリほどだった。小さなコナラの鉢植えで管理していたが、一度水を切らしてしまい、10匹程いた幼虫は10月の時点でラスト1匹になってしまった。冬を迎えておそるおそる枝を覗き込んでみると、そこにはカギシロスジアオシャクとそっくりな幼虫が背を丸めて枝にしがみついていた。どこがちがうのか、写真を見比べて検証してみたが、大きな突起のある腹節の前節に小さな突起があるがカギシロスジアオシャクにはこれがないようだ。春になってどんな変身を遂げるのか今から楽しみだ。



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