2015.3.10 ニホンカワトンボのヤゴ

2014年の秋に昆虫の森の人口河川は大規模な改修を行った。というのも、2009年には大量に発生したゲンジボタルが年々減少していったからだ。遷移が進み、水域にスゲなどの植物がはびこって川面がほとんど見えなくなってしまった。ニホンカワトンボなどは安定して発生を繰り返していたが、ゲンジボタルの復活を目指し、ずいぶんと草の除去を行った。橋から川の中を覗き込んで、カワニナの活動を確認していたら、水中の枯葉の影に何か動くものを感じた。裏返してみれば、ニホンカワトンボのヤゴが張り付いていた。改修という撹乱は、川の生き物に与えるダメージが大きいが、1年半が経ち、ようやく復活を始めた兆しが汲み取れた。



Comment

Post a Comment

Name
Mail
URL
Comment