2015.4.24 ホシアシブトコンボウハバチ

かれこれ12年前のこの時期、庭でエノキの鉢植えをいくつも置いて、越冬後のオオムラサキの幼虫を撮影している時だった。オレンジ色の派手はハバチがそこに飛来し、驚いたことがあった。今思えば産卵に訪れた個体であった。とりあえず捕まえて調べてみるとホシアシブトコンボウハバチであることがわかった。その時の個体はNEO昆虫に標本として掲載されている。エノキの枝先で幼虫を見る機会は多いが、成虫との巡り会わせが悪く、その後はまったく見る機会がなかった。写真も古くなり、昨年の企画展「イモムシ・ケムシ展」のついでに幼虫を飼育し、羽化させて写真を撮りなおそうという発想から10ヶ月。ケース内に羽化した成虫を見つけ出した。ところが、気温が上がっていた午後、羽化直後で飛ばないだろうと葉の上に乗せたとたん数匹が飛んでいってしまった。残り少ない個体を気温が低い早朝に、慎重に葉に載せて撮影した。



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