2015.5.25 揺籃を作るサビマルクチゾウムシ

休日の今日、晴れ時々曇りという初夏としては過ごしやすい気候に、赤城山へと繰り出した。中腹あたりで歩き始めて、ちょっとした驚くシーンに遭遇した。サルナシの葉を巻くオトシブミ?と、そのシーンが目に飛び込んだときはそう考えたが、じっくりと見ながら、葉を巻くその虫の姿が、頭にインプットされているオトシブミ類とまったく合致しない。まぁ不勉強だし知らない種類もいるかと思いながら、少なくとも珍しい種類であろうという勝手な印象でカメラを向けていた。揺籃はほぼできあがりに近く、虫と揺籃を回収することにした。さて、家に帰って調べてみたが、オトシブミ亜科にはまったく該当種はなく、新種?外来種?いろんな予測がよぎったが、保育社の甲虫図鑑でゾウムシ類を端から端まで見ながら「これだ!」といえるものにようやくたどり着くことができた。その名は「サビマルクチゾウムシ」でネット上では情報が少なくホストもはっきりしたものはなかった。いずれにしても、オトシブミ亜科以外のゾウムシ類で、こんな揺籃をつくるものがいたというだけでもけっこうな発見ではないかと、やや興奮ぎみである。サルナシの枝を持ち帰り、同じような揺籃を作るか確認しつつ、持ち帰った揺籃から新成虫が誕生するのか、しばし観察してみることとしたい。



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