2015.7.13 堆肥とオオムラサキ

山梨県北杜市遠征の二日目は、朝早くから韮崎や穴山などで、野外でのオオムラサキを探してみることにした。20数年前、このあたりは何度となく来た場所で、以前は人家周辺でも台場クヌギはたくさんあり、どの木も樹液を噴出してカナブンやオオムラサキが群がっていた。しかし、そんな場所はほとんどなくなり、やや鬱蒼とした細道の奥に台場クヌギを見つけ、そのシルエットに懐かしさを感じた。樹液が少し出ていてカナブンが数匹来ていたが、オオムラサキの姿はなかった。林縁を飛ぶ姿もなく、やはり発生が遅いのかと落胆しながら歩いていると、ようやく一匹のオオムラサキが目の前に現れた。地面近くを飛んでいたかと思うと、向かった先は堆肥の山で、そこに舞い降りると吸汁を始めた。遠征先、野外で見つけた唯一のオオムラサキであり、足元が気になったが、ゆっくりと接近し、カメラに収めた。



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