2015.8.18 マダラツマキリヨトウの幼虫

久しぶりにミツバチ小屋の点検をしたときだった、薄暗い北側のシダがずいぶん伸びていて、養蜂箱に覆いかぶさる勢いだったので即座に引っこ抜いていた。すっきりとした地面を見ると丸くなったヨトウガ系のイモムシが転がっていた。「あれ、こんなところで!」と、言ったかは定かではないが、そんな心境であった。久しぶりに見る、しかも、昨年から探していたマダラツマキリヨトウの幼虫であった。初めて出会ったのは10年前の9月でポジでその画像は残っている。幼虫を探すならこの時期なのか思いながら、園内のシダが濃い場所を探し始めた。すると、「いた!」という思わず発した声を皮切りに、せまい範囲で3匹が立て続けに見つかった。黄緑色と黒のコントラストの効いたカラーは、カムフラージュがどうという以前に、ヨトウガのなかまの幼虫では群を抜いた美しさがある。夜盗蛾だが昼間も堂々と葉上にいるというへそ曲がりなのか、こそこそしない主義なのか、そんな生き様が生み出したカラーリングかもしれない。



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