2015.9.15 ムネアカオオアリの収穫

そこそこの天気の休日となり、近場の赤城山ふもとに向かった。もっぱらイモムシ探しである。先日採集したオオクワゴモドキの幼虫が脱走したまま見つからず、再び見つからないものかとヤマモミジに枝先を見つめるが、まったく収穫はなく、上ばかり見ていて首が疲れるほどだった。やれやれという感じで、橋を横断している時、足元でバッタ目の後脚を運ぶムネアカオオアリが見えた。収穫物はヒメギスの後脚のようだが、アリとのスケールで比べると小さく感じられるかもしれない。というのも運んでいるアリはかなり大型の兵役働きアリである。巨大な体格を生かして、他の働きアリでは到底運べない獲物を、「俺に(雌だから私にか?)まかせろ!」といわんばかりに力自慢をしているようだった。しかし、歩き出せばよろよろとしている様が滑稽であった。



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