2015.9.21 ハイイロオオエダシャクの幼虫

9月19日に発見したハイイロオオエダシャク(と思われる)の幼虫だが、体長は4センチほどで脱皮を控えた眠の状態だった。翌日には脱皮を終えていて、すぐさま新鮮なヤマモミジの枝に移し変えるが、丸一日動き回って葉を食べようとしなかった。ちょっと心配になったが、さらに翌日となってようやく枝に落ち着き、糞が数個落ちていたのを確認できた。トビモンオオエダシャクに姿はよく似ているが、カエデ類の枝に似た渋い緑色の体色は、以前にネット上で見て、いつか見てみたいと思っていたイモムシのひとつであった。BISTON属ではタケウチエダシャクが珍重されるが、昆虫の森では何度か見ていて(成虫)、むしろハイイロオオエダシャク(成虫)のほうが自分にとっては未だに見たことがない存在であった。やや山地性ということだが、こんな形で幼虫に出会えるとは思わなかった。



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