2015.10.13 クロシタシャチホコ幼虫の発見に感動!

昨年の9月に見慣れないシャチホコガ成虫を発見し、調べてみればクロシタシャチホコガであった。すぐさま幼虫形態を調べてみれば、イモムシハンドブックにその姿はあり、「探してみたい!」という気持ちを掻き立てた。ホストはツバキである。異型イモムシが多いシャチホコガ科の中ではシンプルな体型だが、濃い緑色と白いラインのコントラストが美しく、個人的に不思議な魅力を感じるイモムシであった。そんな姿に恋焦がれ、昨年はずいぶんツバキを探したが、見つけ出すことはできなかった。今年もオス成虫が一度きりライトトラップに入るという程度だが、稀ともいえない種類の位置づけであったので、希望を持って探し続けていた。そして、今日、感動的な対面の瞬間が訪れた。探し始めて2本目のツバキの枝先で、大きな終齢幼虫が目の前に現れた。イメージだけだった世界が、今、現実に目の前にあるという感動は、一度の人生で僕の脳に強烈に焼き付けられた瞬間でもあった。しかし、それと同時にこの夢は終わったということでもあるが、また新たな夢が膨らんでいくのだろう。イモムシごときで大げさだが、虫を好きになれるとこんな夢を見続けることができるのだ。



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