2015.10.15 シンジュキノカワガ

昨日の朝、ライトトラップに入っていた初めて見る蛾。大きさもさることながら、翅の模様も特徴的で見るからにお宝の雰囲気をかもし出していた。頭の中の図鑑でもしかして・・・と思いながら、蛾類図鑑で確認してみれば、思ったとおりシンジュキノカワガだった。まったく予測も期待もしていない中での、不意打ちを食らった感じのうれしい珍客であった。北は北海道まで採集記録があるが、まさに神出鬼没な蛾の代名詞的な存在である。メスだったら採卵したいとすぐに考えたが、腹部はスマートでオスのようである。園内で発生したものかどうか気になって、シンジュの木をいくつか見て回ったがマユなどの痕跡らしきものは見当たらなかった。成虫が確認できたからには、やはり幼虫を見てみたい。シンジュの木は基本的にスルーしてしまう樹種だが、来年は見る目が変わりそうだ。



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