2015.11.15 越冬前のクロコノマチョウ

長く降り続いた雨が止み、午後からは晴れ間も見えてきた。休日で家にこもっていたが、3時近くになってから散歩というか運動のつもりで園内をぶらりと歩いていた。谷筋はすでに日陰で薄暗い中、園路を歩いていると足元からひらひらと舞い上がったのはクロコノマチョウだった。追跡していき、一度は葉の上に止まったが近づくとすぐに舞い上がった。かなり敏感な様子でさらに追跡していくと10メートルほど先の林床に舞い降りた。着地点から目を離せばもう見つからないだろうと思い、かなり慎重な足取りで近づいていき、ようやくその姿を確認した。さて、カメラは車の中で50メートルは先である。周りの風景をよく記憶しておき、一か八かで早足でカメラを取りに戻った。敏感な様子から400mmが妥当と考え三脚もセットで再びその場所に戻った。運よくそこにはまだ姿があり、さっそく撮りはじめたが、あまりの暗さにISO2000、F8,25分の1という条件である。何度かタイムレリーズを使ったがミラーぶれがあるようで、再び車までレリーズを取りに戻った。気温が高くすっかり汗だくであった。ようやくという感じで撮影が完了したが、目的がある中では本当に無心で歩き回ることができる。僕にとって、虫さがしと撮影こそが一番よい運動といえる。



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