2015.11.16 初冬のブナ林を散策①

たびたびだが、昆虫写真家の鈴木知之さんらと恒例の散策会で沼田のブナ林に向かった。これといった目的もなかったが、僕としては朽木割りでもしようと思っていた。しかし、以前に訪れた時の印象ほど朽木はなく、何か視点を変えるべきと思い始めた矢先だった。目の前のブナの幹に翅の大きなフユシャクのメスが止まっていた。「いいもの見っけた!」と皆に報告すると、一気に視点はブナの幹に移行し、次々と見つかりだした。その時点で種名は定かではなかったが、のちに「ヒメクロオビフユナミシャク」であろうと結論付けた。しかし、翅の模様にかなりバリエーションがあり、輪郭もややばらつきがあるように思えちょっとすっきりしない感じである。その後もチャバネフユエダシャクやフユシャク亜科一種のメスも見つかり、一足早いフユシャク観察会となった。



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