2016.1.11　アゲハモドキの越冬態は？

アゲハモドキは2化目が産卵し、9～10月あたりに発生した幼虫は、老熟すると地上に降りて、落ち葉の下でマユを作って越冬に入る。このマユの中身だが、かなり以前に切り出して中身を見たことがあったが、そのステージは前蛹であった。しかし、文献の多くは未だに蛹越冬となっていて、違うのでは？と以前から気になっていた。あらためて確認したいと思い、秋に採集した幼虫が作ったマユの断面を切り出してみることにした。やはり中身は前蛹であり、越冬態は「前蛹」ということでそろそろ改めるほうがいいだろう。