2016.4.27 マツキリガ中齢幼虫

アカマツの多くは高木で、イモムシ探しがしにくい樹木である。それでも、手が届きそうな若い木を見つけては枝をたぐりよせて、マツをホストにするイモムシ、ケムシをずいぶん探し出してきた。そんな中で、未だ出会えていない憧れのイモムシがマツキリガであった。成虫はライトトラップにそこそこ入るので少なくない種類のはずである。成虫の発生期から考えて、そろそろ育った幼虫が見つかるはずと信じながら、朝の散策で低いアカマツの枝先を覗き込んでいた。そして・・・「いた!」くっきりとした縦縞が美しいイモムシが見つかった。しかし、本来、オレンジ色のはずの頭部が黒く、いまひとつ確信が持てなかったが、体長は2センチほどで、中齢幼虫のようである。同じ木から計3匹が見つかり、持ち帰って育てて、終齢幼虫の姿を拝むことにした。



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