2016.5. 1 マダラカギバの幼虫

GWのさなかで、渋滞に巻き込まれない遠征を企画しつつ、蛾の師匠と相模原方面に出かけた。昆虫の森よりは、1週間くらい季節の進捗が進んでいる様子で、瑞々しい葉が付いた枝先を眺めながら、イモムシの影を探した。高尾山とつながった山々は樹種が豊富で、群馬の東部とは明らかに違う樹林形成であり、ムシの濃さも感じる。ひとつの目的がマダラカギバ幼虫を探し出すことで、幼虫越冬後に育ち、緑色の独特な姿でミズキの葉上に鎮座しているはずである。ヒトツメカギバとキアシドクガも育ち盛りで、食痕だらけの葉が付いたクマノミズキに行き当たった。枝を手繰り寄せて程なく、師匠が「マダラカギバいた!」と声を出した。初めて見る終齢幼虫である。初日の目的を達成し、富士山方面に移動した。夜はタカオキリガを狙ってのライトトラップである。



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