2016.5.30 キアシドクガの交尾

定例の新潟方面の採集に向かったが、例年よりも1週間遅い日程で、新潟も山中もすっかり初夏の装いであった。山中を車で走らせながら、ずいぶんモンシロチョウのような蛾が多く飛び交っていることが気になった。「もしかしてこれがキアシドクガの大発生?」と思い、車を止めて見てみれば、まさしくそのものであった。話には聞くが、群馬ではそのような現象はなく、昆虫の森内でも生息はしているがむしろ少ない部類の種類である。カメラに収めようと撮影を試みたが、意外にも葉上に静止する個体はなく、大量にいるのに単体としては撮りづらい対象であった。発生源のミズキを見ていくと、蛹の殻が見つかりだし、さらに羽化直後のメスと交尾するペアを発見することができた。たまたま採集の日程がずれたことで、おもしろい光景を見ることができた。



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