2016.6. 1 スギドクガの幼虫

探していたがなかなか見つからないイモムシ・ケムシのひとつにスギドクガがいた。ドクガ科としてはずせない美しい色彩である。これが「普通種」という位置づけのはずなのだが・・・。ホストとなるスギはそこらじゅうあるがどれも高木で枝先を見ることができない。それにしてもスギがたくさんある割にはスギドクガは比例して多い種類とはいえない。成虫は設置型ライトトラップに入るがメスは稀である。採卵から育てようともしたが、これが不思議なことに1齢がことごとく食いつかずに死んでいった。5月15日、車でふと通りがかった造園屋の低い仕立てのスギが気になり、車を止めて枝先を見始めた。数本目の目線の先に目的のものを見つけた瞬間は感動的であった。♂の終齢サイズと思いきや、その後2度の脱皮を繰り返して立派なメス終齢幼虫となり、枝に付けたポートレートを撮影して念願を達成した。



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