軽井沢方面に、蛾の師匠と同行してもらい向かった。目的はいろいろだが、シロスジシャチホコの幼虫が見たいというのが、自分としては目標でもあった。林道を歩きながら枝を手繰り寄せては見ていくが、カエデ類に付く、旬のタテスジシャチホコ幼虫ばかりが目に付いた。それなりの成果がありつつも、何か物足りなさを感じつつ、林道を折り返そうとした時だった。師匠が何かを発見した気配を感じ近づいてみれば、背中に突起を備えたシャクガ幼虫がいた。「これイモハンに出てた!」と言いつつも種名は出てこなかったが、なかなかの収穫にあやかることができた。後にスマホ検索で「フタキスジエダシャク」ということが判明したが、どうも背中の突起の張り出しがやや小さいと感じた。夜になると突起はさらに目立たなくなり、前蛹状態になりつつあった。白バックでは撮影できなかったが、タイミングとしてギリギリめぐり合わせに感謝した。