2016.9.20 ネジレバネ

ネジレバネのオスを見てみたいという人は僕の周りにも多いが、見る人によってはハエと大差がないと言われそうな昆虫である。しかしながら、その寄生に特化した生活史や、甲虫目ともっとも近縁な系統など、何かとそそる存在なのである。身近な種ではスズメバチネジレバネが、ホストの体節から蛹の顔を覗かせているシーンはさほど珍しくもないが、そこから羽化したオス成虫はなかなかお目にかかれない存在である。寄生されたコガタスズメバチを容器で飼い、オスが羽化しないかと管理していたところ、運よくそれは現れた。翅をばたつかせて暴れているところを発見し、慌てながら白バックのセットへ移した。無我夢中でシャッターを切りまくったが、そのうちの一枚がなんとかピントが合致していた。撮影セットのストロボ閃光時間が500分の1であっため翅がぶれて、飛翔しているような感じの写真となった。



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