2016.10. 3 野菊とキクセダカモクメ幼虫

秋の定例採集で新潟県の山古志に向かった。目的の水生昆虫も難なく採集でき、暑苦しいウェダーを脱いで、草原の昆虫探しにシフトした。野菊があちらこちらできれに咲き乱れていたが、ひときわ薄紫色が映える株が土手の先に見えた。野菊という表現は実に大雑把で、ノコンギクやシオン、ヨメナなど見極めは難しいようだ。しかしこれだけはっきりとした紫系はシオンだろうと、素人考えながら株に近づいていった。すると倒れた茎に鮮やかなキクセダカモクメの幼虫が付いていた。以前に発見したホストはセイタカアワダチソウとヨモギだったので、「このシチュエーションこそがキクセダカモクメだ!」と思い、その光景をやや引きの構図で切り取りたくなった。



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