2017.2. 8 卵嚢を抱えたキクメハシリグモ

今年の企画展「クモの世界へようこそ」に向けて昨年秋に入手した幼体のキクメハシリグモを飼育していた。冬場の現在は17℃で管理していたが、成体になっていたことも気づかず、数日前に産卵してしまった。卵嚢を抱えるタイプのクモ資料として有意義に活用はできそうだが、できれば生体展示をしたいと考えていた目的に対しては考えが甘かった。変態がないクモ類は、オスの触肢やメスの外雌器が成体か否かの外観的な目安となるので、、昆虫に比べるとわかりづらい。「まだ成体ではないだろう」という大きさ的目測が甘かった!クモはクモ、昆虫は昆虫という同じ節足動物群でありながら、違う道筋で発展したクモ類に戸惑いながらも、その不思議さを楽しんで企画展の準備を進めている。



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