2017.2.24 カラスヨトウ幼虫

昨年の11月も末に近い頃、初冬の蛾に混じってカラスヨトウがライトトラップに入った。幼虫を見たことがなく、採卵を試みたところ、卵を得ることができた。文献では成虫越冬の記述が多いが、すぐに産卵し、その後死んでしまったこと、そして卵期間が長かったことを考えると関東では卵越冬ではないかと思った。卵を25℃で管理し、孵化に至ったのは概ね2ヶ月後の1月末だった。温室に生えているオニタビラコを与えて順調に育ち、ようやく終齢まで育ってくれた。昨年末から瑞々しいアオムシを見ていなかったのでとても新鮮に感じた。そろそろ春蛾も飛び出すころで、今年もイモムシ飼育の季節が始まった。



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