2017.5.28 ラクダムシの羽化

気が付けば一ヵ月半以上も更新を滞らせてしまった。さかのぼって穴埋めしたいネタもないことはないのだが、なにしろ企画展準備もろもろが忙しすぎて、家に帰ってパソコンに向かう気力も体力もない。まあ、歳のせいもあるだろが・・・。今日も休日なのだが、朝からライトトラップの確認と管理昆虫の餌換え作業に昆虫の森に出向いた。そして、とんでもない偶然とは大げさな表現かもしれないが、
まったく予期もしなければ、撮ろうと思ってもなかなか撮れないシャッターチャンスにめぐり合えた。
クスノキの幹を眺めながら、柔らかでしかも分厚いコルク層にキノボリトタテグモ生態展示にいいなぁと思いながら、部分的なカットができるかなぁとか考えている時だった。1㎝ほどのうごめくものに気が付いたが、アリが何か獲物を引っ張り上げていると最初は思った。やや腑に落ちず、老眼の目を凝らしてよーく見てみるとラクダムシに見えてきたが、翅がなく、成虫でなければ幼虫でもない。「そうか蛹だ!」とそのときやっと、その動くものが何で、どういう状況がが把握できた。アミメカゲロウ目特有の歩く蛹が羽化を行うまさに前兆であった。それに気づいて慌ててカメラをセットし、その後、羽化シーンを程なく撮影することができた。「ラクダムシの羽化」これはなかなか貴重なシーンだったと、その偶然と幸運に感謝した。



Comment

Post a Comment

Name
Mail
URL
Comment