2017.7.14 憧れのシロスジシャチホコ

企画展も開催となり、自分へのご褒美で、北海道に出かけさせてもらった。かれこれ10数年ぶりになるが、目的は蛾類採集である。突発的で、やや無理のある提案だったが、蛾の師匠とHさんも同行していただき、師匠の過去の実績を頼りに各地をめぐっていった。目的は、北海道特産種というよりも、関東では採集がやや困難な種類が、北海道ではいたって普通に採れるということで、シロスジシャチホコやムラサキシタバの幼虫など採れればと期待した。低い枝が多そうな林道に差し掛かり、車を止めて歩き始めて程なく、師匠の「シロスジがいた!」というやや興奮気味の声が響いた。急ぎ足で駆け寄ると、道脇の小さなハルニレの枝先に、ずっと憧れていたその姿があった。派手な食痕を残し、枝には葉がなく、その奇抜な姿をあらわに鎮座していた。



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