2017.9.19 スギタニゴマケンモンの幼虫

先週末にプライベートで蛾の師匠と水上の山中に出かけた。ライトトラップと蛾類幼虫探しだが、いくつかの採集目標にスギタニゴマケンモンの幼虫がいた。オオカメノキという山地性低木をホストにするが、これがなかなか見つけられなかった。標高を下げて、土合の谷川岳に続く道をひたすら見て歩き、気が付くと師匠よりだいぶ先を歩いていた。道から見上げた緩やかな斜面にオオカメノキが群生していて、きつい斜面を頑張って登り一本ずつくまなく見ていった。しかし、それらしきものはまったく見つからなかった。そこから先へ進んでもきりがなく、時間を見て引き返すタイミングと考えて戻り始めると師匠と合流した。道沿いの木はほとんど見てきたので、師匠の成果には正直期待はしていなかった。すると「スギタニいたよ!」と差し出されたタッパーの中に5ミリほどの小さなケムシが入っていた。師匠はやはりさすがである。その後、幼虫は脱皮し、体長は13ミリほどとなり、特徴が出たところを撮影することができた。シャチホコのようなポーズもおもしろいが、胴体から棒状に伸びた腹脚のラインがなんとも魅力的である。



Comment

Post a Comment

Name
Mail
URL
Comment