2017.12. 3 リンゴカレハの越冬幼虫

今年の収穫のひとつとして、いままでまったく採れなかったリンゴカレハのメスが2匹も採れた。採卵もうまくゆき、幼虫をサクラに袋掛けして飼育していたのだが、そろそろ越冬に入ったころと思い、袋をはずして幼虫を探してみた。袋の底には枯葉に混じって糞が堆積していたので、間違いなく育っていた証であった。しかしながら見渡した枝先に、なかなかその姿が確認できなかった。「いない・・・」「いないはずはない・・・」とぶつぶつ言いながらなめるように見ていくと・・・「いた!」。細長い体つきで枝にピッタリと張り付いた姿があった。いるという確信のうえでも簡単には見つからないその姿は、野外で探し出すことは限りなく不可能に近いだろう。しかも、サクラなどバラ科以外に、クヌギ・コナラまで食べる多食性である。



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