2018.3.13 リンゴカレハ幼虫の定説

昨年の採卵から育てているリンゴカレハの幼虫だが、越冬幼虫を年明けから暖めて、温室のオキナワウラジロガシの若葉を与えながら育てている。いよいよ終齢幼虫となったが、想像以上の大きさにまず驚いた。手持ちの図鑑では体長60ミリとなっているが、飼育個体は90ミリを超えてしまった。成虫サイズから考えてここまで大きくなるとは思っておらず、そのボリュゥムにただただ驚きニタついている。そして、もうひとつ驚いたのが、毒針毛がないということだった。調べてみると多くの資料に「胸部の毒針毛に触れると痒みを生じる」とあるが、胸部背面を拡大しても毛束が見当たらない。ためしに触ってもみたがまったくかゆくはならなかった。定説も、意外と確認してみると違っていることが多いこの世界だが、それを発見するのも楽しいことだ。



Comment

Post a Comment

Name
Mail
URL
Comment