2018.4.17 ヒメトビネマダラメイガ幼虫

大きなイモムシやケムシには惹かれるが、どうも小蛾類への興味がいまひとつわかなかった。春先に、ケヤキやエノキの枝先で見つかる変わった巣が、ヒメトビネマダラメイガのものだとわかったが、飼育まではしなかった。そんなヒメトビネの成虫がなかなか美しい姿であることを知り、これは飼育して羽化させるしかないと考え、園内のケヤキを見上げて越冬後の巣を探し出し、アキニレのポットにくっつけてまずは観察を始めた。葉を食べだすと、糞によって巣がどんどん長くなりはじめた。幼虫は、周辺に糸を張り巡らせて、そこを足場にして周辺の葉まで徘徊して摂食することがわかった。そんな瞬間を狙いつつ、カメラをかまえるが、なかなか敏感で半身ほど巣から乗り出すが、近づくとさっと引っ込んでしまう。幼虫の姿はまったく地味だが、そのくらしぶりはかなりおもしろい。



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