2018.7.29 ナマリキリガの幼虫

5月にさかのぼるが、ライトトラップでナマリキリガのメスが採集できた。簡単には採卵できないと思っていたが、意外にも大量を卵を得ることができた。サクラで飼育できるという情報をもとに、サクラの幼木を入れたネットケージに孵化幼虫を入れてみた。それから数週間、まったく食跡らしきものが見当たらず、だめだったかとまったくあきらめていた。6月中旬になり、サクラのポットに水を挿そうと覗き込んだ時、見慣れない食跡が目に付いた「もしや!」とよく見ると、葉を綴った巣があり、よく確認すると、4個体が成長していて15ミリほどの亜終齢のようだった。その姿はミツボシキリガ、アカバキリガに似た姿であった。葉を綴り合わせた巣には、はっきりとした出入り口があり、夜間に徘徊しては摂食し、昼間はじっと巣に潜むという生活のようである。それにしても幼虫期間が長い。現在終齢だが、いまだに摂食を続けている。



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