2018.12.13 クロサンカクモンヒメハマキ

過去の記事で、「2013.10.12 クリミガの幼虫」はモモノゴマダラメイガ幼虫で、お恥ずかしい話まったくの誤りで、当時はクリやドングリに穿孔する小蛾類幼虫が何種類もいると思わなかった。イモムシブームでようやくこのあたりの知識が付いてきたが、小学館のイモムシ・ケムシ図鑑では、クリミガの写真を準備することができなかった。代表的な害虫でありながら、なかなかお目にかかれないクリミガなのである。10月にプログラム用に大量に回収したドングリから、それっぽい幼虫がかなり出てきたので回収し羽化を待つことにした。来年の羽化と思っていたが、意外にも11月中旬あたりから続々と羽化を始めたのだ。その姿は一見してクリミガとは違った。調べてみるとクロサンカクモンヒメハマキであることが判明した。回収幼虫は同一ケースに保存していたので、羽化数からほとんどがクロサンで間違いなさそうだが、このケースからのちのち別種が羽化するとまたややこしく、来年は個別管理の再検証をしなくてはならない。



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