2019.2.13 スカシカギバ越冬幼虫

幼虫越冬が多いカギバガ類だが、全般的にどの種も見つけることは簡単ではない。ただ、スカシカギバに限っては、葉の表にいて鳥の糞のような姿は、むしろ見つけやすい種といえる。真冬でも摂食を続け、この時期でも大きいものは、1cmくらいに育っていることがある。そんなスカシカギバ、今年の冬は少なく、ようやく見つかった個体は丸まって2mmあるかどうかの若齢である。老眼が進んだ肉眼では、虫かどうかの区別がつかないほど微小なサイズである。クローズアップで拡大してみると、葉の表面を削り取った食痕と、糞を体に付着させる若齢期ならではの特徴が現れた。



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