2019.6. 2 ヨツメアオシャクの幼虫

昨年の秋、園内のライトトラップにヨツメアオシャクのメスが入った。園内では初記録で、食草がヨモギという、どこにでもあるホストの割りに個体数は少ないようだ。幼虫形態を調べて見ると、コヨツメアオシャク同様に植物片をまとういわゆる装飾型であった。このなかまとしては大型なので、幼虫は是非見てみたかった。採卵後、孵化した幼虫は5ミリほどの大きさまで育って冬を迎えた。ヨモギのポットで飼育していたが根元に移動した幼虫は冬のあいだは行方不明であった。春になってヨモギが芽吹いても、しばらくは幼虫の気配がなくダメだと思っていたら、4月も下旬になったころ急に姿を現してヨモギを食べ始めた。その後数回脱皮を繰り返して、おそらく終齢と思われる大きさまで育ったところで、しっかり撮影することにした。



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