ハバチ幼虫に擬態するガ類幼虫は多く、一般的に考えて鳥が嫌う味だったりするのだろう。ハバチ幼虫に触れると体表から液体が飛び散ることがあり、どんな物質かはわからないが、明らかに防御物質だと考えられる。以前にアケビコンボウハバチに触れたとき、噴水のように液が飛び散り驚いたことがある。これを写真に撮ろうと何度か挑戦したが、個体差があるようで簡単にはいかなかった。たまたま、先日の武尊山で出会い、再挑戦する気になった。秒9コマの連写で、写っていたのは1コマのみだったが、体表の腺から直線状に飛び散る液がかろうじて写し出されていた。