2019.7.14 佐渡遠征①ヤンコウスキーキリガ

夏の展示準備が片付き、夏休みの繁忙期までちょっと気を休める時期で、かねてから計画をしていた佐渡島へ仲間たちと向かった。これといった目的はなかったが、環境が良く、虫が濃いということで期待した。フェリーで上陸後、まずはドンデン山に向かった。蛾類幼虫は過渡期で、タケカレハ、クヌギカレハ、オビガ幼虫だけはたくさん見られたが、それほどの成果もなく、夜は白雲台駐車場でライトトラップを試みた。ほぼ満月で条件的にはいまひとつだったが、日没とともにそれなりに虫が集まり始めた。蛾の師匠は「ヤンコウスキーが来るといいな」と言っていたが、多数飛来して、最初は喜んでいたがあまりの多さに感動も薄れ気味となった。希少性はよくわからないが、静止する姿がとても美しい蛾であったので、シーツが背景ではさえないと思って、近くの枝に止まらせて撮影した。翅の模様も美しいが、腹部背面のノコ歯状の突起が閉じた翅の間から突き出る姿が印象的だった。ミヤマクワガタの飛来も多く、最大で72mm。むしろ小ぶりなサイズが少なく、樹林の豊かさを語っているかのようだった。



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