2019.8. 1 ゲンゴロウの羽化

今年はゲンゴロウの累代飼育をまじめにやっている。というのも、以前から歩留まりが悪く、幼虫期に脱皮不全で死ぬものが多くいて、その原因が1齢期に餌として与えているアカムシではないかという予測からだった。1齢期からコオロギのみを与えて飼育したところ、まったく問題なく育つという結果となった。材料が豊富で、デジタルで撮影していなかったゲンゴロウの蛹化、羽化をこの機会に撮り直すことができた。ところで、なぜアカムシがダメなのか。アカムシは釣り餌として、幼虫でこそ商品価値があるもので、蛹化しないようにホルモン剤が使用されているのではないかという他施設からの情報を得たからだった。確かにアカムシを生かしておいても蛹化、羽化に至らないことを不思議に感じていた。確証はないが、アカムシは水生昆虫飼育の餌として今後は使わないほうがよさそうだ。



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