2019.9. 3 クルマバッタの幼虫

8月末に秋の野山の昆虫展で展示する昆虫の採集で、恒例の房総半島採集がある、今年は久しぶりに参加して南房総をめぐった。昨年にクルマバッタが多数採れたという某所を訪れ、3人がおのおの網と虫かごを持って草原に向かい、途中で採集成果の確認をした。昨年に比べて発生数は少なく苦戦を強いられることとなったが、そんな中で、Oさんの虫かごには幼虫がいくつか入っていた。この場所はトノサマバッタは極めて少なくクルマバッタの幼虫の可能性が高いと考えた。クルマバッタの幼虫の検証は長年の課題で、トノサマバッタとの幼虫形態の差異を見てみたいと思っていたのだ。前胸背板の盛り上がりがひとつの特徴と考えていたが、その幼虫は、それほどはっきりとした特徴を示していなかった。撮影をしつつ、半信半疑のまま持ち帰って羽化を待った。そして、今日の朝にケージを覗きこんで、羽化したクルマバッタの成虫が確認できた。あらためて幼虫画像を見てみるが、意外と区別点は難しいと思った。



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