2019.9. 6 ゴマダラシロエダシャクの幼虫

NEOイモムシ・ケムシに掲載できなかったシャクガ科のひとつにゴマダラシロエダシャクがいた。園内のライトトラップには普通に成虫が入る種だった。ホストはクスノキ科で食草情報の筆頭にはたいがいダンコバイと書かれていて、採卵も試みて孵化した幼虫にダンコウバイを与えてみたが、2齢あたりでことごとく死んでしまうことが続いた。ちょうど今頃幼虫が育っている頃で、今日の朝もダンコウバイを見上げていた。再度食草情報を見直して、園内にある植物でまだ見ていないことに気づいたのがヤマコウバシだった。さっそく現地に向かってビーティングを試みた。そして、結果はすぐに出た。1本目で終齢2匹、亜終齢2匹が落ちてきた。その後、園内の数本を見ていったが、次々と幼虫が見つかった。ここに行き着くまでに4年もかかってしまったことに悔やみつつ、地域の固有性もあるとは思うが、昆虫の森ではゴマダラシロエダシャクの食草はヤマコウバシと言い切ってよいようだ。



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