2019.10.13 マメハンミョウの幼虫

昆虫の変態の中でも「過変態」は究極の変態だろう。今年の目標で、マメハンミョウを採集してこの変態過程を撮影しようと決めていた。採卵がうまくゆき、並行してホストととなるバッタ類の卵を準備して孵化を待った。過変態の特徴として1齢期は徘徊性で、歩行に適したからだのつくりであり、これを三爪幼虫という。ホストにたどり着き摂食をはじめて2齢期に脱皮すると姿をがらりと変えてコガネムシ型幼虫となる。環境と目的に合わせた合理的な変態である。その後さらに長期休眠できる「偽蛹」というステージに達するが、現在4齢まで成長を観察中だ。



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