2020.8. 2 クルマスズメ幼虫の褐色型

7月は本業の忙しいさなかに高熱で10日間ダウン(コロナではなかった!)しかも長雨続きと散々な1カ月間だった。すっきりとした晴れではないが、今日やっと梅雨明けの兆しが見えた。7月末の出来事だが、ボランティアのAさんが、家のブドウにいたというイモムシを持参した。鑑定に出向くとそれはクルマスズメの幼虫で、イモムシ図鑑制作過程ではかなり難関な種であった。結局締め切りに間に合わず、刊行した年にようやく発見することができた。そんな難関な種が、Aさんの庭のブドウの木に、しかも3匹もいたのだ。うれしかったのは、初めて見る褐色型が含まれていたことだ。ポートレート撮影用に野外のノブドウに移植し、撮影のタイミングを待ちながら、今日の朝に訪れると抜けの良い場所で摂食をしていた。撮影準備中に摂食はやめてしまったが、反り返って独特な静止ポーズを決めてくれた。



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