2020.9.10 アカシャチホコの幼虫を探して

シャチホコガ科幼虫のストックもかなり充実してきた中、近隣の赤城山に生息しながら難関となっていたのがアカシャチホコであった。メスがライトに飛来し採卵するチャンスも過去にあったが、幼虫は2齢あたりでバタバタと死に絶えた。2化目幼虫採集によい時期となり、沼田方面に出かけた。以前から気になっていたホストとなるマンサクを見てみようと、谷側の足場の悪い斜面を降りて葉裏を見始めた。ほどなくして12mmほどの中齢幼虫が葉裏で見つかった。脱皮前の眠の状態だった。幸先良いスタートで追加個体を求めて探し続けるが、その後一切見つからなかった。寄生蜂の痕跡や卵の殻まで見つかるが、幼虫の姿はそれっきりであった。寄生率など考えると1個体では心細いが、無事に育つことを祈りつつ山中を後にした。



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