2020.9.23 フタホシドクガの幼虫 その後

8月末に採卵から孵化したフタホシドクガだが、順調に生育しあっという間に6齢期に達した。体長は45mmほどで、成虫のボリュームから考えてもう一回脱皮すると思っていたが、そのまま繭を紡ぎだした。野外とは違う安定した温度下での生育とあって積算温度との関係で小ぶりで老熟したようだ。餌となるヤドリギ調達も大変だったが、なんと採取した枝に2齢幼虫が多数付いていた。山間部の温度を考えると越冬齢期は2-3齢のようだ。有毒であることも明らかだが、幼虫を扱っていてかぶれはあったが、ドクガほどではなかった。指に水疱状の湿疹が慢性的に現れていたが我慢できる範囲であった。ところが・・・繭を長ピンセットで整理した直後から、強烈な痒みを発しドクガ並みのかぶれを生じた。宙に舞った毒針毛が付いたのだろう。



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